『がっこうぐらし!』と『賭ケグルイ』が実写化されると聞きました。
「またか」と思いますし、作品としては期待していません。
実写化して面白かったものって、限られてきますからね。
しかし、どうして失敗しても実写化をしようとするのか。これについて考えてみようと思います。
実写化は儲かる
作品として面白かろうが面白くなかろうが、原作パワーと制作コストの削減によって、実写化は儲かります。特に映画は動員数がそのまま収益に繋がりますから、広告で期待を煽ればそれなりに見込めるというものです。
対してドラマは、映画と違ってDVDあるいはBDが売れなければ収益が見込めません。実写化において「映画化」が多いのは、これも関係しています。
……はい。以上です。
たとえ良い作品を作ろうと思っても、儲からなければ作りません。
たとえ悪い作品を作ったとしても、儲かるので作り続けます。
恐ろしいことに、原作使用料が少ない割に原作のファンやキャストのネームバリューで観客を増やすことで、どうしても客が入ってしまうんですね。
だとすれば、質より量で生産し続けて、結果的に質の悪い作品がどんどん積み重なっていき、それにお金が流れ続けるという酷いシステムが見えてくるわけでして。
…………僕は滅多に実写化映画は見ません。