小学生や中学生は、一般的に自由に使えるお金が少ないのもあって、無料というものに飢えているような気がしてなりません。高校生や大学生も、アルバイトができるとはいえ、やはり似たようなものでしょう。
スマホの普及による弊害
基本無料のゲームというものが一般化しました。当然ですが、こういったゲームもお金を払ってくれるユーザーがいてこそ、商売として成立しています。
では、いわゆる無課金勢はターゲットになっていないのかと言われれば、まったくそうでもありません。普及することで話題になり、宣伝効果を得られるからです。
しかしながら、小学生や中学生は親にスマホを与えられていても、課金を許されている家庭はそれほど多くないでしょう。
無料で遊べることが当たり前で、「このゲームはお金を払わないと強くなれないからクソ」なんてレビューを書き込む始末。むしろお金を払って強くなれるのなら、それは課金の意義があることの証明になるんですが……そんなことは、課金能力のない学生には関係ありませんし、想像が及ばないのです。
搾取される側に回ってしまう
基本無料のゲームには課金要素があって、多くのゲームが「石」「ジェム」などのゲーム内通貨を採用しています。
「無料で10000ジェムプレゼント!」というような広告、きっと見たことがあるのではないでしょうか。
広告を見せたり、怪しげなサイトに登録させたりと、無料を餌に学生を釣る手法が蔓延しています。
他にもポイントサイトや「簡単に稼ぐ方法!」……あの手この手ですね。善良なものがないのかはわかりませんが、悪質なものが多いのは間違いありません。
「危険なサイト」「安全」と一緒に調べると、おすすめのサイトを進めるブログもわんさか出てきますし、マルチ商法に非常に似ている。
恥ずかしい話、私も某スマホゲームの非公式フレンド掲示板アプリに引っかかったことがあります。
そのアプリの機能のひとつに、1日1回のガチャ、広告閲覧、アプリダウンロードをするとポイントが溜まり、一定数たまるとiTunesカードと交換できるというものがありました。
結論を言えば、半年以上かけてためたものの、「現在ご用意できません」という文章が出てきておしまいでした。
何かしらの法律に違反していたとしても、別に訴えることにメリットもありません。泣き寝入り……というほど落ち込みはしませんでしたが、時間の無駄でしたね。
お金こそ失っていませんが、それ以上に時間をむしり取られました。
「無料」を利用するなら、公的なものを利用しよう
私は当時気付けなかったのですが、学生はかなり優遇されていると思います。
是非、学校や公共施設をフル活用してほしいです。
リスクがありませんし、社会に出てから役立つものがとても多く手に入ります。本当に。
目先の「無料」だけに囚われず、中身のある学生生活を送ってもらいたいものだと思います。