厨学生日記

サブカルと創作、そして黒歴史、厨二病

アニメ『バカとテストと召喚獣』感想

2010年1月に放送されたアニメ『バカとテストと召喚獣』を見てきました。

12日から20日まで、ニコニコ動画で全話無料配信を行っています。

ネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

 

原作の小説『バカとテストと召喚獣』は既に読んでいました。

ただ、アニメを見た記憶があまりないのです。声に違和感を覚えなかったので、どこかのタイミングで視聴したのでしょうが……。

ともかく、原作を知ってのアニメ視聴になりました。

 

簡単に言うと、学力別に振り分けられた学生たちが召喚獣を操り、テストの点数を用いて戦うラブコメです。……伝わるかな?

設定がとてもわかりやすく、頭がからっぽな状態で楽しめるギャグが基本になっています。

このギャグのテンポが非常に良い。小説でも小気味よく進んでいましたが、うまく落とし込んだ形です。

やや暴力とエロに頼りがちになっていますが、一度でも笑えると、同じような展開にまた笑ってしまいます。いわゆる天丼。

これは悪友・坂本雄二が主人公の吉井明久を説得するシーンで使用される、鉛筆描き風のシーンでも同じです。これでもかと使ってきます。そのたびに笑います。

 

僕とメイドと新たなる旅立ち

メインキャラクターの6人。とてもキャラクターが立っている。

 

ギャグは演技が難しいなどと言われていますが、今でも一線で活躍されている方々が並んでいますから、その点も安心でした。

加藤英美里さんは特に素晴らしいですね。作中では双子の姉と弟、木下優子と木下秀吉を演じておられます。秀吉が優子に変装する場面ですが、声質を徐々に変えることで、声帯模写を表現しているときは本当に驚きました。

磯村知美さんが霧島翔子役を務めているのを、『BLAZBLUE』という作品でお見掛けしてから知ったのですが、そのギャップに驚いた記憶があります。

 

ストーリーは原作小説1巻の内容と、3.5巻と5巻の内容がアニメオリジナルで混ぜられています。

順序を入れ替えたりアニメオリジナルストーリーを差し込んだりする作品は、あまり良い結果に繋がらないことも多いのですが、そこも問題ありませんでした。自然な流れで楽しむことができましたね。

ストーリー自体がテンポよく進むのは2期になります。1期はとにかくわかりやすく、ゆっくりと展開している印象です。

 

絵はトーンを多用している印象。全体的に作画は安定していますし、よく動きます。細かいところまで丁寧です。

強いて言うなら、体のバランスだけおかしなところがあるかな? 基本的には動きがあるので気にならないのですが、立ち絵をずっと見ているとわかるかも。

 

第11問 「宿敵と恋文と電撃作戦」

カッコいいシーンはカッコよく、面白いシーンは面白く描かれている。

 

それよりも気になったのは、この作品の目玉ともいえるバトル「試験召喚戦争」の表現の仕方です。

窓枠やダメージ表記など、まさしくゲームのように描写されています。

ちょっとテンポが悪く、躍動感に欠けるように感じました。バトルシーンも奥行きを感じるように描かれていれば、試験召喚戦争も楽しめたと思います。紙芝居を見ているような気分でしたね。

紙芝居表記以外のアクションシーンが良かっただけに、これは本当に残念でした。わかりやすいんですけどね。

 

ということで、アニメ『バカとテストと召喚獣』の感想でした。

小説を読んでいる人は見るべきだし、アニメを見て小説が気になった人には是非読んでほしい作品ですね。

全体的な評価としては、「良いメディアミックス」という感じでした。

 

原作、買おうかな……。