昔によく遊んだゲームをやりたいと思っても、モニターがなかったりコードがなかったりで大変ですよね。
僕が実況の際に用いている方法や、ただプレイする人にも勧められる方法をまとめました。
前提
今回、説明するのは主にコンポジット端子(先が赤、白、黄の三又になっているケーブル)で接続する場合です。
具体的には、任天堂でいうとスーパーファミコンからWii、SONYでいうとPlayStation、PlayStation 2のあたりですね。セガサターンなど……。
ファミリーコンピュータは、接続の問題から実機で遊ぶのが難しく、互換機を使った方が非常に楽です。
携帯ゲーム機は、遊ぶだけなら実機があれば事足ります。モニターに映したい場合は、別の用意が必要です。今回は、任天堂のゲームボーイからゲームボーイアドバンスまで触れることとします。
また、ここからは積極的に略語(例:スーパーファミコン⇒SFC)を使っていきますのでご容赦ください。
共通:コンポジット端子を使って画面に映す方法
プレイしたいハードと必要な付属品(電源ケーブルなど)は持っているとして、コンポジット端子のケーブルがない場合は買いましょう。
さて、プレイするための解決策は大きく分けて3つあります。状況に合わせて選んでください。
パソコンを持っている場合
USBに変換して接続します。そのために必要なアイテムが「GV-USB2」。
元々は、DVDビデオを作るための商品です。これをゲームに使います。
画面を映すには付属のソフトか「アマレコTV」というキャプチャーソフトがオススメです。前者は機能が少なく、後者は導入こそ簡単ですが、設定を理解するのに少し時間がかかるかもしれません。
むろん、有料のキャプチャーソフトがあれば、それがベストです。配信ソフトでも認識するので、それを見てプレイすることもできます。
この方法の一番の魅力は、PCの画面に映せるところです。
録画ができますから、ゲーム実況動画を撮りたい人には是非とも試していただきたい。
もちろん、画面を取り込めば生放送でも使えます。
デメリットとしては、わずかながら遅延が生じます。
少なからずソフトを扱う知識が必要です。
HDMI対応のモニターを持っている場合
変換器を使って、コンポジットからHDMIに変換します。
こちらもわずかながら遅延が発生します。
値段はまちまちで、家電量販店で国内メーカーの商品を買おうとすると、7000円ほどかかります。
コンポジット対応のモニターを持っている場合
挿して遊べます。今のテレビにも普通についている場合があります。
ただし、画面の大きさに対して画質が荒いので、やや見づらいかもしれません。
しかし、他の方法にはない魅力があります。
遅延がないのです。
今までに紹介している方法では、コンポジット端子から変換する分、わずかながら遅延が生じます。コンマ数秒の差が求められるゲームは思うようにできないかもしれません。
コンポジット端子で直接入力する場合は、このデメリットがなくなります。
その他の方法
互換機を使用する
携帯機やファミリーコンピュータのソフトを遊びたい場合に使います。ディスク以前のハードであれば、たいてい互換機が存在します。
HDMIで出力するため高画質で楽しめます。そのほか、互換機ごとに性能が異なるので買う前に確認しましょう。特に、使用できないソフトがあったり、再現性が悪いソフトがあったりします。
ここでは紹介しませんので、気になる方は「(遊びたいハード) 互換機」で検索してください。
ダウンロードソフトや復刻版(ミニ系)を買う
公式にお金を払いたい、すでに買っているゲーム機で買えるという方は、ダウンロードソフトを買うのもひとつの手です。
ソフトの単価がやや高く感じる(それでも当時を思えば安すぎる)かもしれませんが、そのぶん間違いはないです。ただし、セーブデータは引き継げません。
また、アーケードゲームを遊びたい場合はこの手段に頼るべきでしょう。
もし遊びたいソフトが復刻版に含まれているのなら、そちらを買うのが良いです。
ダウンロードソフトと比べると、ソフト1つあたりが安く買えます。また、そもそもダウンロードソフトに並んでいない作品も多くあります。
これらはHDMIで出力するので、遊びやすさは段違いです。ただし、コントローラーのサイズが小さくなっているパターンが多いので、操作感は本家と比べて変わるでしょう。
・ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
・ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン
・ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン
・NEOGEO mini(数種類)
・プレイステーション クラシック
・メガドライブ ミニ
・PCエンジンmini
・ゲームギア ミクロ
・アストロシティミニ
まとめ~なんでこの記事を書いたのか
今で言うレトロゲームは、僕が子供の頃にまだ現役でした。けれど、それらは友達の家でしか遊べず、また説明書もろくに読んでいないので意味もわからないままプレイしていました。
自分の手元で遊べたゲームはもちろん、雑誌を見て憧れていたけれど、手に入らなかった作品も山ほどあります。それを気軽に手に取れる機会がたくさんある。とても幸せです。
ゲームはどんどん進化して、新しい技術がたくさん生まれて、面白い作品が次から次へと発表されます。
その中で、時には立ち止まって、昔のゲームを振り返ってもらいたいのです。