厨学生日記

曖昧な哀の毎日

僕を怪しい仕事に誘った彼はどこでどうしているだろうか

小学校からの知り合いに、怪しい仕事へ誘われた話。

大学生だった僕を、高卒で働き始めたSがサイゼリヤに呼び出したのが始まり。

 

人間として割と低いレベルを漂っていた僕に、Sは「大学辞めて一緒にやりがいのある仕事をしようぜ」と言った。お金が儲かる、やりがいがあるなどと、具体性に乏しい説明を受けて、僕は宗教に勧誘されている気分になった。明らかな地雷である。今考えれば、知り合いを勧誘するノルマがあって、とにかく必死だったのだろうなと思う。

僕は自己顕示欲と自己評価の高いSのことがあまり好きではなかったので、もうまったく刺さらなかった。一食分ごちそうになって、「考えておく」と適当な返事をした。

なにぶん知り合いから勧誘を受けたのは初めてだったので、親に相談したところ案の定な反応だった。

 

それからSは今までよりも残念な存在になった。

Twitterでは大変だけど仕事が楽しくてお金が入ったアピールをする。

中学時代の部活グループのLINEに同窓会の提案をするも全員が無視し、そのまま進行した挙句に最後まで誰のメッセージも届かない。

今見たらTwitterも消えていた。

 

Sは両親が離婚して母親と兄、妹2人の5人暮らしだった。成績は良くなかったが公立の高校に進学し、運動系の部活に勤しみながら楽しく過ごしていたようだ。

兄は某有名鉄道会社に就職したらしい。それがコンプレックスなのかは終ぞ聞く機会がなかった。今後もないことを願う。

 

人の幸せはそれぞれだけれど、あのとき誘いに乗らなくてよかったと心から思う。

ただ、もし彼が僕の愛すべき友人だとしたら、もし彼が言葉巧みに僕を勧誘していたとしたら……。本当に良い社会勉強になった。

 

 

 

余談。

当然なんだけど、小・中学校の知り合いのほうがいろんな人が集まっているよなあって。女性から男性に性転換した人、ホストにハマってAVに出る羽目になった人、社長、路上弾き語り……。僕はそこまで強烈になれなかったぞ。

ただブログを書いて動画を作るおっさん。……そんなのが同級生にたくさんいるとも考えたくないが。

 

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