ポインティングデバイス、つまりカーソルを動かすためのツールだが、多くの人はマウスを使っているだろう。中にはタッチパッドだったり、青色か緑色の乳首状のゴムをこねくり回したりと、ノートパソコンに付属したデバイスだけで操作する人がいるかもしれない。
マウスというと、一般的には本体のスライドをセンサーで読み取って、マウスポインタを移動させるものを言う。以前、コード式からワイヤレス式に変えたら劇的に操作感が増したので、まだケーブルで悩まされているならワイヤレスマウスを買おう。
本題に入る。
今回、試しにトラックボール型のマウスを買った。
マウス本体を動かす代わりに、球体を親指もしくは中指で回転させてポインタを動かす仕組みだ。普通のマウスよりもちょっと高い。
今回、僕が初めてのトラックボールマウスに選んだのは、ロジクールから発売されている「M575」である。
なぜ数ある中からこちらを選んだかというと、元々使っていた普通のマウスでもロジクール製を使用していて、値段と性能のバランスが非常に良いと感じたからだ。
開封してまず思ったのは、かなり大きい。成人男性の中でもそれなりに手は大きいほうなので、手が小さい人は使いにくいのでは、と思ってしまう。ロジクール曰く「人間工学に基づいて、あらゆる手のサイズに合う」とのことだが……。
トラックボール操作は半日で慣れた。ドラッグアンドドロップだけがまだぎこちないけれど、見た目のとっつきにくさに反して使い勝手が良い。
それでも、精密な操作を行えるようになるには、相当な時間がかかりそうだ。僕はこのマウスでゲームができるようにならないかもしれない。
マウス自体を動かさないので、狭いデスクにパソコンを置いている僕はそれがメリットになる。
普通のマウスと違って、
①マウスを持ち上げて
②接地させて
③動かす
の動作が必要ないので、手首や肩などにはいいかもしれない。その代わり、親指を酷使することになる。
僕はそこまでパソコンの前で作業する時間が長くないけれど、手首の痛みを感じるほどの人が親指を使うと、スマホと合わせて腱鞘炎になる気がする。
……スマホでリズムゲームをしていたら腱鞘炎になった経験はあるけれど、そこまで激しく動かさないから問題ないのか?
5300円で購入したこのマウス、面白いチャレンジになった。今まで使ったことのないツールを触るのは楽しい。
そこまで払う価値があったのかはわからないけれど、しばらくはこのマウスで生活しようと思う。