2月9日に配信されたNintendo Directを見ていたら、なんと新作パワプロがさらりと発売されているではありませんか。しかも100円。近所の奥さんも裸足で買いに来るくらいの衝撃価格ですね。
導入
『WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球』は、サクセスキャラクター*1でチームを編成し、オンライン対戦を行うのがメイン。オリジナルキャラクターの育成やプロ野球要素は一切排除されています。
オンラインでの対戦が苦手な私も、パワプロなら1対1。しかも勝手知ったる野球ですから、これは遊ぶしかない。仕事から帰って、早々にダウンロードしましたとも。
チャンピオンシップと呼ばれるオンライン大会に、オリジナルチームを作って乗り込みます。チーム作成にはコスト制限があり、強い選手を無制限に入れられるわけではありません。まんべんなく高水準で揃えるのか、スター選手でねじ伏せるのか……。プレイヤーの腕だけではなく、チーム作りも勝敗を分ける大きな要素です。
というわけで、強いチームを作るにはどうしたらいいのか、考えてみました。これが正解ではないですが、実際にプレイしたら割と通用しました。
基本的なルールとチーム編成の考え方
現在開催されている第2回WBSC杯は、イニングは3回まで、延長なし、スタミナ消費あり、ロックオンレベル3というルールです。
スタミナ消費ありとは、前の試合のスタミナを、少し回復したうえで次の試合に引き継ぐルールです。つまり、同じ投手で毎試合戦うのは難しくなります。
ロックオンとは、ボールに合わせてスイングを修正してくれるシステムで、5段階に分けられています。レベル3は、初心者でもバットにボールを当てられるようになりますし、慣れるとホームランも打てるようになります。
まず投手について。
イニングが少ないので、先発投手だけで完投することも容易です。スタミナも1試合で充分回復するので、エース級を2人揃えて軸とします。ただし、調子によっては別の選手に切り替える必要もあるので、もう2人ほど先発候補を見繕えばリカバリできます。
中継ぎは先発が打ち込まれた場合に出します。スタミナや人数は多くなくても良いので、能力の高い選手を用意しましょう。
対人戦では、能力の低さも配球でカバーできます。とはいえロックオンレベルが高いので、縦の変化球を使い、打たせて取るのが理想です。小さな横変化は球速がないと簡単に打たれるので、ボールゾーンの出し入れで使いましょう。より具体的なパワプロの対戦論は割愛します。
次に野手について。
打たせて取るには、ある程度守備が必要です。センターラインは守備を重視し、長打は他のポジションに任せます。特に捕手はピッチャーの能力に関わるので、惜しむことなく良い選手を使いましょう。
DH制のため、代打や守備交代はほとんど必要ありません。スタメンにコストを集中させます。投手よりも多めにつぎ込んでかまいません。
例:なすのチーム編成
せっかくなので、私のチームの編成を紹介します。
1 遊 ピンク
2 右 寺道
3 一 箱崎
4 DH バンガード
5 三 夢城和花
6 中 魁
7 捕 蒔田
8 左 ブラック
9 二 井関
控え野手はコスト0の全員。
投手
先発 鈴本 神童 朱雀 太刀川 久方 熱盛
中継ぎ 響乃 十六夜 手塚 アンヌ 佐菜 早川 館西 嵐丸
抑え 塚見巴
これは大会ルールを知る前に作成したので、少し投手に力を入れすぎています。また、終盤にランナーが出たときにチャンスでピンクに回るので(ピンクはチャンスG)、打順の組み替えは検討するべきですね。左翼にブラックを入れる必要もないかな?
コスパの良い選手
投手
早川 コスト0
コスト0で使える中継ぎ。能力はそこまで高くないが、調子次第で登板はありえる。入れておいて損はしない選手。
松倉 コスト0
対人戦では使いやすい、縦の変化球を2つ持つ投手。控えの先発として、待機させておくには充分。
太刀川 コスト3
重い球を含む、優秀な特殊能力を持つ。球速こそ遅いものの、3種の変化球は使い勝手がよい。調子が良ければ積極的に先発として使える。
神高 コスト4
投手能力、野手能力ともに優れている。DHとしても申し分なく、使いどころが多い。コストの節約になるともいえる。
館西 コスト0
変化量は少ないが、4種の変化球を持っている。使い勝手は悪くないので、中継ぎ待機させるのはあり。今後ロックオンレベルが下がると輝きそう。
熱盛 コスト0
投手枠だが、ミートBにパワーB、弾道3なので代打起用として使える。中継ぎ枠として入れておくとよい。ただし、中継ぎ適性自体はないので、登板させないように。
十六夜 コスト0
コストの割に投手能力と野手能力が高い。ムード○もついているため、積極的に採用するべき選手。
アレックス コスト2
コストと能力を削った神高。中継ぎや抑え適性もあるので、使い勝手が良い。
オクタヴィア コスト4
5種類の変化球に加えて、中継ぎ適性のある威圧感持ち。野手能力も高いため、DH解除で中継ぎ登板も大いにあり。
有馬 コスト2
緩い変化球を3種類持った投手。対人戦では効果が高い。軽い球を持っているため、ロックオンレベルが高い今大会では使いどころに注意。
阿久津 コスト0
投手としての能力は低いが、コスト0で使える走力S。野手を差し置いて、もっぱら代走要員。
塚見巴 コスト1
コストの割に、投手能力と野手能力が高い。特殊能力も優秀なため、調子次第でスタメン起用も。
ゼンザイ コスト2
スタミナが最小のため、投手としてはワンポイントで使うことになる。走力Sなので、代走もできる。
響乃 コスト0
十六夜と立ち位置が被るが、ムード○持ちなので採用するメリットは高い。投手としてもそれなりに使いやすい。
捕手
六道 コスト3
キャッチャーAとささやき戦術を持ち、守備力Aの捕手。肩力はDなので、相手の走力によっては盗塁を防ぎにくい。
出井田文飛 コスト4
キャッチャーBとささやき戦術を持つ。守備を少し落として、打撃と走力に回した選手。なんと、ピッチャーもできる。
内野手
箱崎 コスト3
一塁手。パワーが高く、ミートもそれなり。目立った欠点もないので、他の一塁手に比べて使いやすい。
上野 コスト1
二塁手。送球Fもしくは捕球F、高コストの割に低い走力など、二塁手の人選は頭を悩ませる。その中で、比較的使いやすい平均的な選手。
鮫島 コスト2
三塁手。送球E以外は欠点がない。パワーは高いが、弾道2のため、ホームランは少し狙いづらい。後述の夢城和花や藤堂と比較して、誰を選択するかはプレイヤーの方針次第。
夢城和花 コスト3
三塁手。全ての能力がC以上で、かなり使いやすい。一塁も守れる。
藤堂 コスト2
三塁手。夢城和花より少し能力は下がるものの、コストも下がるので選出する価値はある。
遊撃手について
候補は小山、六本木、鈴姫、ピンクあたりになるが、コストは3か4。守備の要にもなるため、コストを惜しまず自分のチームに合った選手を採用するとよい。
外野手
城井 コスト2
チャンスF、三振がついているのは痛いが、それ以外の能力はコストの割に高水準。
魁 コスト3
抜群の走力と守備に加えて、ミートとパワーがC。打撃重視のチームだとしても、センターに置いておきたい選手。
セティ コスト2
パワー以外は高水準。コストを打撃能力の高い外野手に回す場合に採用すれば、コストと能力のバランスをとれる。
あとがき
サクセスキャラクターでチームを組むのは、本家パワプロのパワフェスモードと似ていますね。オンライン大会はもちろんですが、100円で友人とパワプロで対戦できるのはとてもありがたいです。
今回はコスパを重視した選手を紹介しましたが、操作に慣れると選手能力の差はある程度補えるので、自分のお気に入りのキャラクターを見つけましょう!
有線接続できないので、私はしばらく満足に参加できなさそう。無念。
*1:サクセスとは、パワプロにおけるストーリーモードを指す。登場するキャラクターはとても魅力的なヤツらばかり。