厨学生日記

サブカルと創作、そして黒歴史、厨二病

政治の質は国民の質

サミュエル・スマイルズの名著『自助論』は、言ってしまえば非常に優れた自己啓発本のようなものですが、政治についても核心をついた内容が書かれています。

政治とは、国民の考えや行動の反映にすぎない。

スマイルズ『自助論』

明治時代に広く読まれた本としては、福沢諭吉『学問のすゝめ』と並んで、スマイルズ『自助論』をあげなければならないでしょう。

イギリスで1858年に出版された著書ですが、日本では翻訳版が1871年に出ています。『学問のすゝめ』は1872年に出版されていますから、少なからず影響を受けているのでしょう。同様の内容が書かれています。

学問のすゝめについては、以前取り上げた記事をご覧ください。

政治に関連する部分に限らず、2冊とも非常に為になる本ですので、是非とも読んでもらいたいです。

政治の質は国民の質

さて、ここからが本題です。

冒頭で引用した内容とその続きをどうぞ。

政治とは、国民の考えや行動の反映にすぎない。

どんなに高い理想を掲げても国民がそれについて行けなければ、政治は国民のレベルまで引き下げられる。

逆に、国民が優秀であれば、いくらひどい政治でもいつしか国民のレベルにまで引き上げられる。

つまり、国民全体の質がその国の政治の質を決定するのだ。

これは、水が低きに流れるのと同じくらい当然の論理である。

立派な国民がいれば政治も立派なものになり、国民が無知と腐敗から抜け出せなければ劣悪な政治が幅をきかす。

国家の価値や力は国の制度ではなく国民の質によって決定されるのである。

 2月27日の閣議で、立憲民主党の逢坂誠二衆院議員が問うていた質問に対する答弁が出ましたが、その質問の内容がUFOへの対応だそうで。

少し前には風刺画展覧会や国語の漢字テストも行われていましたね。

こんなことをしている人たちが国民の代表、選ばれた人たち、ひいては日本国民全体の質だと思うと頭が痛いですが、しかしどうやら今の日本を表しているようです。

野党は与党の粗探しをして貶めようとするだけで、より良い政策を打ち出しての選挙での政権奪取を行いません。

マスコミもその手足のようなもので、自分たちにとって都合の良い情報を大々的に取り上げ、都合の悪い情報は報道しようとさえしません。

消去法で選ばれた与党も与党で、その座に胡坐をかいている。

……そういえば、インターネット上では政治に明るい人もそれなりにいると思いますが、それでも「ネトウヨ」だの「パヨク」だのと罵り合うだけで建設的な議論に至っていませんね。

インターネットでの子供の喧嘩が、国会での子供の喧嘩を映していると思えば、なるほど納得。

教育と学び

今、必要な教育が行われていないと思います。

単純に知識を取ってもそうです。これは政治に限った話ではなくて、たとえば性教育、日本の歴史など。

その上で「学び」による成長があるはずです。

金銭の事情で「学び」の機会が失われているのだとしたら、早急に対策を立てる必要がありますね。教育ローンや奨学金では、対策として不足している感が否めません。

 

国民の質が落ちると政治の質が悪くなります。政治の質が悪くなると、国民の質が悪くなりがちです。

政治と国民、両方とも意識を持って向上していくと良いですね。