子供の頃に読んでいて、今でも連載が続いている作品というのがいくつもありますが、なぜか『ワンピース』と『名探偵コナン』が好きでなくなってしまったんですよ。
週刊少年ジャンプ、週刊少年サンデーを引っ張る人気漫画を、なぜ私は見限ったのか。今回はそんな話をします。
終わらない物語ほどつまらないものはない
終わらない物語というのは、「俺たちの戦いはこれからだ!」と言って終了する連載作品や作者が急逝して絶筆になる作品のことを指すのではなく、『いつまでも連載し続けるストーリー性のあるもの』に限定します。
たとえば、アニメ『サザエさん』は(昔はともかく今は)設定がほぼ一定となっていますので、当てはまりません。また、もう既に連載終了しましたが、『こち亀』は登場する人物の設定に連続性があるものの、主となるストーリーがないので、やはり当てはまりません。
終わらない物語の中では、同じような展開を何度も見せられ、同じような方法で乗り切ります。いつまでも目的を達成しない主人公たちを見ているのは、はっきり言って苦痛です。
「続きが気になる!」と思わなくなってしまったら、連載作品としては面白くないと言わざるを得ません。
ただしこの理屈は、物語が完結したらその限りではなくなりますね。
ちなみに、「連載の引き延ばしは作者の意図ではなく、編集者や雑誌側が行っていることだ」と的外れなフォローをされる方もいらっしゃいますが、そんなものは面白さと関係ありませんよね。
「長期連載作品だから面白い」という風潮
もちろん、面白くなければ連載が続きません。
なのでまったく面白くないというわけではないんですが、どちらかというと商業的な成功であると思っています。
大衆受けする努力と言いますか……そういうものはもちろん、素晴らしいと思いますよ。
ただ、面白さとは少し違う気がします。
作品よりもファンのことが嫌いになってしまう
なにも『ワンピース』や『コナン』に限らないのですが、これはかなり問題ですね。
また別の記事で書きたいんですが、一部の作品が好きな一部のファンって、マナーが悪いんですよ。公序良俗に反する行為もありますし、そうでなくても他者が気分を悪くするような行為はよろしくないです。
『ワンピース』や『コナン』のファンが先のような人たちだとは思いません。
それよりも気に入らないのは、「面白い!」という意見を強要する人たちです。
前項に書いた風潮と共通していますね。
面白ハラスメントとはよく言ったものですよ。
(何でもハラスメントと付ければ良いとする風潮にも苦言を呈したい私ではありますが)
まとめ
先ほども書いた通り、今は好きでないだけです。嫌いじゃないですし、今後また好きになるかもしれません。
ただやっぱり、完結してからにはなるでしょうね。
他にもこういう作品があるだろうし、皆さんもこういう経験をしたことがあるのでは……?