自分はYouTubeをそんなに使っていないから入るまい。そう思っていたのですが、ついにYouTube Premiumに入ってしまいました。バックグラウンド再生ができるのは、本当に便利ですね。広告が入らないのも、ストレスフリーで動画を視聴できるので、やっぱり良いものです。
昔は映像媒体がテレビしかなくて、それからビデオ、DVDと形を変えながら“ソフト”が発売されていました。ビデオカメラが生まれて、素人でも手軽に映像を残せるようにもなりました。インターネットの普及とともに、彼らの映像は様々なプラットフォームで出回りました。スマートフォンの普及で、今の形になりました。
YouTubeは、世界的に最も大きいプラットフォームで、たくさんの動画が投稿されています。テレビと違って、掲載にお金がかかりません。ソフトと違って、ロイヤリティや在庫に多く資金を割く必要もありません。動画さえできてしまえば、それをユーザーの目に届くようなところに置くのが無料なので、ハードルが低くなったと言えます。もちろん、最低条件として、そのプラットフォームが賑わっていなければいけないですけどね。
公開する動画の立ち位置は、動画そのものが価値を持つ場合と、商品の販促になる場合の2種類に分けられます。前者はコンテンツで、後者は広告ですね。コンテンツは、ソフトと同じように定額で売るか、レンタルあるいはサブスクリプションの一部になるか、広告をつけるか、いずれかの形で収益を得なければなりません。
プラットフォームも、ロイヤリティや広告料で収益を得る必要があります。人によっては広告を鬱陶しいと思うでしょうが、それがなければ成り立たないのだからしょうがない。あまり誉められた内容じゃない広告も出てきますから、印象がよろしくないのも当然といえば当然。
サービス開始当初は、強気な値段設定だな~と思っていた。
話は変わりますが、労働は自らの時間を使って賃金を得る仕組みです。1日8時間の労働をしたから、いくらの賃金を得られる。……世間ではそうでないところもあるでしょうが、それはともかく、使う時間をお金に換算するという考え方はありますよね。
では、私たちが1本の動画を見るのに、15秒のCMを2回見なければならないとして、1日5本の動画を1ヶ月見たときに、どれくらいの時間、広告に時間を費やしているのでしょうか。1本の動画に30秒(0.5分)、5本で2.5分。30日で75分。時間に直すと1.25時間。時給1000円でも、1250円分の時間を使っている計算になります。うーん、思ったより広告を見ている時間は長いんだな。
YouTube Premiumは、年間プランで11800円なので、月額に直すと990円です。なんと、これは入るしかない!
……いやいや、別にYouTubeを見ていなくてもお金が浮くわけじゃないでしょ? そうです、これは詭弁です。自分自身を納得させるために、それっぽい理屈をつけているだけに過ぎません。
でも、バックグラウンド再生したいんだよなあ……。最近はPiPもあるから、なおさら便利。通勤中に、ゲームクリエイターの対談動画をラジオ代わりに流したいんだ、俺は!
AmazonのPrime Musicが使い物にならなくなったのもあって、YouTube Musicを試してみると、曲数が比較にならないほど豊富。メジャーどころは全て押さえてありました。YouTube Premiumの中には、MusicのPremium機能も含まれるので、これまた通勤のお供になる。助かる……!
かくして、私はまたサブスクリプションをひとつ増やしてしまいました。めでたしめでたし?