知り合いに誘われたので、映画『祈りの幕が下りる時』を観てきました。
2010年の4月に連続ドラマとして放送された、東野圭吾原作の『新参者』シリーズ。
この作品はそのシリーズ完結作として映画になりました。
今までにも1回『麒麟の翼』が映画で製作されていますが、今回は2回目の劇場版になります。
僕は連続ドラマ『新参者』を観ていましたが、その後のスペシャルドラマ2回と劇場版1回は観ていなかったので、久しぶりにシリーズに触れることとなりました。
続いている要素は登場人物や舞台のみで、ストーリーは独立しています。よって、今までの作品を観ていなくても充分に楽しめると思います。もちろん、観ていれば細かい仕掛けがわかりますので、シリーズ視聴者は是非とも映画館に足を運んでもらいたいですね。
ネタバレにならない程度で感想を述べますと、複雑な人間模様が描かれた「泣ける作品」です。『新参者』シリーズがウリにしている部分が色濃く出ていますね。ミステリー要素も緻密で、そちらの方面には大変満足しました。
感情に訴えかけてくるシーンが多いので、個人的には苦手な部類ですが、それでも非常に面白かったです。
さすがは東野圭吾作品ですね。
主人公である加賀恭一郎が鍵であると銘打っている通り、またシリーズ完結作にふさわしい終わり方でした。伏線も綺麗に回収していますし、観てよかったです。