学生にとって、筆記用具の使い心地はとても大切だ。かくいう僕も、使いづらいボールペンを買ってしまった時には、少しばかりの苛立ちをはらみつつ勉強したものである。
とりわけシャープペンシルと消しゴム、ボールペンと蛍光ペンはよく使うぶん、それなりに質の良いものを使いたい。
道具ひとつで、モチベーションや効率というのは大きく変わるものだ。「弘法筆を選ばず」とはいうものの、弘法ほどの腕の持ち主だからどんな筆でも書けるのであって、道具のせいとは言わないまでも、どちらかといえばいいものの方がいいに決まっている。
かといって、おすすめのボールペンで検索したところ、1000円以上もする高いボールペンを提示された。そんな高いペンなどいらない。というか買えない。学生に高級感などいらん。ただ勉強しやすければいい。
そんなわけで、僕が学生時代に重宝した、書きやすい油性ボールペンを紹介しよう。なんとこちら、お値段たったの一本100円。非常にお安い。
それが、これだ。
ZEBRA(ゼブラ)のTapli clip(タプリクリップ)。
個人的には0.5 mm をおすすめする。 黒と赤、青の三色があり、細くはあるがかなり滑らかに線をかける。正直他のボールペンで0.5mm だと、書き方によっては文字がかすれることもあるが、このペンはなりにくい。とにかく書きやすいのだ。
ちなみに0.7mm でもいいのなら、軸の色は緑、ピンク、ライトブルー、白から選ぶこともできる。ただしインクの色は全て黒だから注意してほしい。
おしゃれではあるが、性能は変わらない。特にこだわりがないのであれば、やはり0.5mm の方がいいだろう。
まあここら辺は公式サイトを確認した方がいいかもしれない。
それともう一つ注意してほしいことがある。タプリクリップには、シャープペンシルもある。 こちらはあまりおすすめできない。使いやすいシャープペンシルに関しては、また別の機会に話すとしよう。
経済的で書きやすい、学生にマッチした一本だ。是非とも使ってみてほしい。
付録、というより完全に自分語りだが、このペンと出会うまでに結構な時間を要した。初めて使った時は感動したものだ。
何よりも自分に合うということが大切。薦めておいてなんだが、たまたま僕にとって使いやすかったというだけで、必ずしもあなたにとってそうだとは限らない。自分にとって一番使いやすい逸品を探してみるというのも、また面白いのではないだろうか。